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2024.3.03
カルチャーの醸成に寄与する違法行為は正当化されるのか?、法は倫理のグラデーションを可否の二値に変換するツール、俺たちは俺たちを正当化する論理を立てている、違法な行為を経た成果物とそのプロセス、自分を経済的主体と政治的主体として分けて考える、自分たちが制作するときの違法行為、割れプラグインと違法サンプリング、無限の金が問題を解決する、自分の加害性を見つめる 頂いたおたより 匿名希望の方より 茅原さん、長田さん初めまして。私は、このチャンネルの熱心なリスナーではなく、10回に一回聞くくらいのライトリスナーです。先日、キモさとユーモアの回を聞きました。 お二人はよく「自分の加害性」について内省を巡らせるような会話を繰り広げることが多いように感じます。キモさとユーモア回もその一つのように感じたのですが、お二人の会話を聞いていると、お二人に、ナチュラルな下品、低俗カルチャーや、ヤンキーカルチャーへの嫌悪があるように感じました。 私も似たような考え方を持っているので、お二人のトークに同意することが、これまでも視聴中多々ありました。しかし、キモさとユーモア回の、長田さんの雑誌やスケートといったカルチャーへの忌避感には、ほんの少しだけ違和感を覚えました。 例えばスケートやヒップホップという文化には、ある程度違法行為の推奨というものが含まれます。私はある程度の倫理の超越は、それが人間の芸術性を発露したり、精神の解放というものを含む場合には見過ごされるべきであり、またカルチャーの醸成には欠かせないと思います。言い換えれば、どんなカルチャーも低俗で、反社会的な要素を内包しているように思い、それらもある程度は尊重されるべきだと考えています。お二人はそのあたりどのように感じているのでしょうか。 例えば私はヒップホップが好きなのですが、犯罪や薬物、女性蔑視や旧時代的なマチズモなどの、私があまり好きではない要素を内包していることに、常に矛盾や罪悪感に近いものも感じています。私がそれを批判するのは安全圏から石を投げていることになるし…といった感じです。 お二人の話を聞いていると、ナチュラルに人間そのものが嫌いなのかな?笑という印象を受け、そこに共感したりもします笑。お二人の中で、あらためてカルチャーの定義とは何か?その中での良いものと悪いものの線引きや、自分の中での矛盾の解消に関して、一度トークしてみてほしいな…と思います。 毎回聞いているわけではないので、誤解などあるかもしれません。よければもう少しこのトピックに関して深掘りしていただけると喜びます。長文失礼しました。 undrcastについて undrcastはカヤハラとオサダの二人が、好きなものや日常の話題について話すPodcast番組です。 Twitterアカウント: https://twitter.com/undrcast おたよりフォーム: https://forms.gle/wcNZHWTAoaqK9eWY7 undrcastグッズ: https://undrcrrnt.base.shop/ パーソナリティ: カヤハラ(@undrcrrnt):茅原佑介名義で音楽活動/本業はデータアナリスト Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCX6IwQd4xT4vGki7c7LXxeQ オサダ(@0223Ba):音楽メディアlo-culture主宰/本業はWEBエンジニア lo-culture: https://www.l-ct.com/