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2024.3.24
後悔に関する神経活動を調べた研究者にAyakaが会ったことをきっかけに、そもそも「後悔」ってどんな心の動きなのか、どんな実験タスクを組めば後悔を測ることができるのか、あるいは実感としてどういうときに後悔しやすいのか等について語りました。 後悔についてのネズミにおけるの研究 Behavioral and neurophysiological correlates of regret in rat decision-making on a neuroeconomic task | Nature Neuroscience Mice learn to avoid regret | PLOS Biology レストラン列課題:お腹がすいたネズミは4つの "レストラン "で異なる味のついた報酬の連続的オファーに遭遇する迷路で訓練された。ウェイトゾーンで待たなければならない遅延時間(1~30秒、ランダム)を表すトーン音が鳴って、カウントダウンに合わせて音程高が下がり、最後まで待てば報酬が得られる。ネズミがカウントダウンの間にレストランのウェイティングゾーンを出ると、その報酬は得られず、次のレストランで待つかどうかを選ぶ。 ヒトとマウス、ラットにおけるサンクコストの研究(ヒト版ビデオダウンロードタスクの説明もあり) Sensitivity to “sunk costs” in mice, rats, and humans | Science 後悔のタイプとうつ病などの関係に関する論文 後悔タイプI:高値のオファーをスキップした 後悔タイプII:低値のオファーを受け入れた Brain’s Sensitivity to Different Types of Regret May Impact Mood Disorders Like Depression, Mount Sinai Researchers Find 2004年のRedishによる依存症の数理モデルの論文 Addiction as a Computational Process Gone Awry | Science Ayakaらが取り組んだ、行動依存にも適用が可能な数理モデルの論文 Rigid reduced successor representation as a potential mechanism for addiction ↑上の2つのモデルの解説を含む、依存症の強化学習モデル日本語の解説論文 強化学習を用いた依存症の計算論的精神医学研究 行動依存に関する数理モデルのレビュー論文 Computational models of behavioral addictions: State of the art and future directions - ScienceDirect